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京小座布団

 京都には歴史と伝統をいまに伝える老舗店が多いが、嵯峨嵐山にある手作り座布団のお店「プラッツ Platz」もそのひとつ。
 明治20年代に西陣で創業し、現在の場所に移ったのは平成2年。いまは手作り座布団ばかりではなく、生活雑貨と家具なども置いている。
 私が目をつけたのは、やはり座布団で、座椅子用の大きめの座布団ではなく、ふだん使っている椅子のクッションとして使う小さめのもの。
 嵐山のお店は雑貨好きの人であふれ、駅からちょっと距離があるものの、みんなお目当ての物を求めてやってくる。
 座布団はいろんな色があり、さまざまなサイズが展示されているが、オーダーもでき、布や形を選ぶことができるという。
 本当に、京都は奥深い。
 こういうお店を訪ねると、どんどん和風の物にハマっていく。
 今日の写真は、自宅の松本家具の椅子にクッションのように置いてみた京小座布団。モスグリーンが大好きな私は、2色のグリーンを選んだ。
 使い込んだ松本家具の古風な椅子に、ピッタリ合う感じ。和と洋の絶妙なマッチングですな(笑)。 


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posted by 伊熊よし子 at 16:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゆったりまったり京都ぐらし

人生は一度きり

 連休もクリスマスも関係なく、仕事仕事の私に、強烈なことばが降ってきた。
 新聞に掲載されていた、ウルグアイ前大統領のホセ・ムヒカ氏のひとことである。
 彼は「清貧」を貫く哲人政治家として知られ、1週間ほど日本に滞在したときの感想を「日本人へのメッセージ」として語った。
 そのなかで、私が強く心を打たれたことばがある。
「日本人は働きすぎだ。もう少し働く時間を減らし、家族や友人と過ごす時間を増やしたらどうだろう。あまりにも仕事に追われているように見えるから。人生は一度きりで、すぐに過ぎ去ってしまうんだよ」
 ごもっともでございます。
 十分にわかっています。
 でも、どうしようもないのです。目の前の締め切りをこなさない限り、私には休みが巡ってこないから。
 しかし、最近このことをよく考える。
「もっと働く時間を減らす」とムヒカ氏が指摘しているように、これを真剣に考えなくてはならない。
 先日、長年の仕事仲間とも、この件について話し合った。
 彼女も、最近は仕事を減らし続け、自分の時間をもとうとしているそうだ。
 私もそうありたい。そうあらねばならぬ。
 今日は、ムヒカ氏のことばが胸に突き刺さってきた。
「人生は一度きり」。まさにこのことを真剣に考えなければならない時期にきている。
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posted by 伊熊よし子 at 23:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | ああ愉しき(?)、締切り地獄

おいしいイチゴ

 親しくしているピアニストのIさんが、おいしそうなイチゴを送ってくれた。
 箱を開けた途端、「あらあ、きれい。すっごく立派。なんとみずみずしい色をしているのだろう」と、感嘆の声を上げてしまったくらいだ。
 これは静岡県の「紅ほっぺ」という種類で、果肉の美しい鮮紅色と、ほっぺが落ちるほど美味なことから命名されたという。
 確かに、ひと口食べただけで「う?ん、さすが」と、うなってしまうおいしさだ。
 こんなに立派なイチゴは、ふだんなかなか自分では買えない。
 Iさん、ごちそうさま。まさにほっぺが落ちるほどのおいしさです。
 Iさんのピアノは私の心の奥の琴線に触れるもので、いつも演奏を聴くたびに深い感銘を受ける。ゆっくり、じっくり、胸の奥に音楽が染み込んでくる感じがするのである。
 また、彼女とは仕事抜きで食事会をしたいと思う。いつも本当に楽しく、自然体で、さまざまな話をすることができるからである。
 今日の写真は、鮮やかな色彩の紅ほっぺ。こういうくだものは、本当にからだにじんわりと浸透し、疲れを癒してくれる。
 この連休は、週明け締め切りの原稿が山ほどたまっていて、まったく休みはとれない。朝から晩まで原稿書きである。
 Iさんの心遣いが身に染みる。
 ビタミンを補給したから、今夜はバッチリだ(笑)。



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posted by 伊熊よし子 at 16:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美味なるダイアリー
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