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中木健二

 チェリストにとって、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲」全6曲は、バイブルのような存在である。
 多くのチェリストが「生涯に一度はこの無伴奏作品6曲を録音したい」と語るが、今回は、中木健二がセカンドアルバムとしてバッハの「無伴奏チェロ組曲全曲録音」を行った(キングレコード 11月23日リリース)。
 中木健二はパリ、ベルン、シエナなどで学び、2005年にルトスワフスキ国際チェロ・コンクールで第1位を獲得している。この他にも受賞歴は多数あり、2010年フランス国立ボルドー・アキテーヌ管弦楽団の首席奏者に就任した。
 先日のインタビューでは、フランス時代のこと、バッハの作品のこと、恩師であるアントニオ・メネセスのこと、2014年日本に帰国してからの活動、東京藝術大学での後進の指導に関して、現在の楽器1700年製ヨーゼフ・グァルネリについてなど、幅広い話に花が咲いた。
 中木健二は、ソロ、弦楽トリオ、弦楽四重奏団などさまざまな活動を行い、そうした話を聞くたびにメネセスの教えが顔をのぞかせる。
 きっと、彼にとっては「メンター」的な存在なのかもしれない。
 このインタビューは、次号の「CDジャーナルWEB」に書く予定になっている。
 彼は11月29日(火)に、王子ホールでリサイタルを開く(19:00開演)。プログラムはバッハの「無伴奏チェロ組曲」第1番、第4番、第5番である。
 いまもっとも集中的に取り組んでいるバッハ。「全身全霊を傾けて演奏する」という彼の気概を演奏から受け取りたい。
 今日の写真は、インタビュー後の中木健二のリラックスした表情。あらゆる話題に話が広がり、とても有意義なインタビューとなった。記事をぜひ読んでくださいね。
 
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | アーティスト・クローズアップ

エル・プエンテ

 スペインが大好きな私は、おいしいスペイン料理のお店をいつも探しているのだが、なかなか気に入った味に会えない。
 ところが、先日、ドミンゴの来春来日のプロモーション責任者をしているHさんと、新聞社のSさんと3人でいった北青山のエル・プエンテ(El Puente)は、すべてのお料理がすばらしいおいしさだった。
 外苑前から徒歩3分ほどの、ちょっと隠れ家的なこぢんまりとしたお店で、Hさんのお薦め。
 ちょうど新しい生ハムが届いたところだというので、まず生ハムの盛り合わせを頼んだが、これが塩気がほどよくて、とても新鮮でやわらかい。
 お豆のサラダも、パエリアも、えびのアヒージョも、素材のよさが存分に生かされた調理法で、サングリアもデザートのバニラアイスも大満足。
 シェフはマドリードで修業したそうで、私が大のスペイン好きといったら、すごく喜んでくれた。
 この日は、食事のあともまだ原稿が残っていたため、帰宅後に夜中まで仕事をしたが、美味なるスペイン料理で心身が蘇り、一気に書くことができた。私って、ものすごく単純かも(笑)。
 今日の写真は、生ハムを前にシェフとウエイター。



 そしてお豆のサラダとパエリアとバニラアイス。小さなお店なので、予約をしないと入れないが、次回は食いしん坊の友人たちを誘いたいと思う。
 みんな、仕事のストレスがいっぱいで、疲れている人も多いから、こういうお料理でエネルギーをチャージしないとね。









タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 16:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 美味なるダイアリー

ゾルタン・コチシュ

 ハンガリーの指揮者・ピアニスト・作曲家のゾルタン・コチシュが11月6日、亡くなった。享年64。
 コチシュは2012年に心臓手術を受け、最近は体調を崩して、10月に予定されていたハンガリー国立フィル日本公演に同行することができず、心配されていた矢先の訃報である。
 コチシュは1952年5月30日、ブダペスト生まれ。バルトーク音楽院とリスト音楽院で学び、18歳のときにハンガリー国営放送が主催するベートーヴェン・ピアノ・コンクールで優勝して注目され、国際的な活動をスタートさせる。
 1975年に初来日。やがて指揮者としての活動も開始し、1983年、指揮者のイヴァン・フィッシャーとともにブダペスト祝祭管弦楽団を設立した。
 1997年、小林研一郎の後任としてハンガリー国立交響楽団の音楽監督に就任、名称をハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団に変更し、楽員の大幅な入れ替えを実施してレヴェル・アップを図り、国際的な活動を展開するようになる。
 コチシュには、以前インタビューを行ったが、そのときの様子はブログの2014年3月26日の「インタビュー・アーカイヴ」で紹介している。
 ぜひ、読んでほしいと思う。
 なお、ヤマハの「音楽ジャーナリスト&ライターの眼」で、2014年の来日時のプログラムに寄せた文章を転載して追悼文に代えたいと思っている。
タグ:"Yoshiko Ikuma"
posted by 伊熊よし子 at 22:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 情報・特急便
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