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篠崎史紀

 「音楽の友」で連載している「マリアージュなこの1本」には、さまざまなアーティストが登場する。
  今回は、NHK交響楽団の第1コンサートマスターで、ソロ、室内楽、後進の指導と幅広い活動を展開している篠崎史紀にインタビューを行った。
  場所は西麻布のBAR。隠れ家のようなところで、撮影と取材を行い、いまはあまり飲まないという彼のために、ノンアルコールの1杯が用意された。
  この企画は、「お酒と音楽の美味しいおはなし」という内容で、アーティストにお酒にまつわることを聞くのはもちろんだが、その人のこれまでの歩みも語ってもらう。
  みなさん、とても雄弁に話してくれ、今回の篠崎さん(愛称MARO)も、楽しい話をたくさんしてくれた。
  今日の写真は、ウィーンで購入したという民族衣裳的なジャケットを着用したMAROさん。真っ赤な色合いで、なかなか日本人の男性では着こなしが難しいが、体格のいいMAROさんにはよく似合う。
「私はね、からだが大きいので、向こうのサイズが合うんですよ」
  ウィーンに留学していたころから、こうした洋服を愛しているという。
  実は、私もザルツブルクで似たようなデザインのジャケットを買い、愛用している。もちろん、私の場合はモスグリーンだが…。

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  今回は、使用ヴァイオリンも見せていただいたが、これが実に個性的。ヴァイオリンの緒止板の部分に蒔絵が施されているのである。MAROさんはとてもお洒落で、時計から万年筆までさまざまな物にこだわり、職人の作った物を愛しているという。
  この楽器の蒔絵も非常に凝った造りで、いわゆる職人芸。美しい鳳凰が描かれている。海外の演奏家が羨むそうだ。

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posted by 伊熊よし子 at 22:31 | クラシックを愛す

AKOMEYA厨房

 今日は、雑誌の担当者のNさんのお誘いで、神楽坂にあるラカグの「AKOMEYA厨房」というアコメヤが展開している和食レストランでランチをいただいた。
  以前から京都の河原町通りのBALに入っている、調味料や食材を幅広く販売しているアコメヤに通っている私だが、この神楽坂にあるラカグは、初めて訪れた。
  Nさんと、いろんな話をしながらおいしくてヘルシーなランチをいただき、有意義なひとときを過ごすことができた。
  実は、ここ数日というもの、ある雑誌で考えられないようなミスを犯してしまい、どうしてそんな初歩的なまちがいをしてしまっのかと、どうしても自分が許せず、深く落ち込んでいた。
  でも、今日はおいしいランチとNさんのおだやかな笑顔に救われ、少しだけ気分を持ち直すことができた。
  このレストランは、気取らず気負わず、ゆったりと食事ができる雰囲気。次はぜひ、仕事仲間の女性を誘って訪れたいと思った。
  今日の写真は「季節の小鉢膳」。メニューは鰹のお造りゆず胡椒醤油、庄内あさつきとわかめの土佐酢、菜の花ときくらげの塩麹昆布和え、長芋とブロッコリーの辛味噌和え、公魚のフリット梅ウスタータルタルソース、豚肉の炒めエゴマスタードトマトソース、鶏の治部煮、桜海老のおから。
  すごいでしょう。小さな器にこんなに豊かなお料理が詰まっているなんて…。感動ものです。
  とても薄味で、素材本来の味を大切にしている感じ。なんだか、シェフに弟子入りしたくなっちゃった(笑)。
  ねっ、おいしそうでしょ。だれか、一緒にお食事に行きませんか?

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posted by 伊熊よし子 at 22:59 | 美味なるダイアリー

国際音楽祭NIPPON2020

  ヴァイオリニストの諏訪内晶子が芸術監督を務める「国際音楽祭NIPPON2020」が始まった。
  今年は2月14日から3月15日まで、室内楽やオーケストラのコンサート、ミュージアム・コンサート、公開マスタークラスなど、さまざまな内容が盛り込まれている。
  昨日は、そのオープニングのコンサート、諏訪内晶子&二コラ・アンゲリッシュのデュオ・リサイタルが東京オペラシティ コンサートホールで行われた。
  今年はベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤーゆえ、ベートーヴェンのプログラムが多く組まれているが、このデュオ・リサイタルもオール・ベートーヴェン・プログラム。
  前半はヴァイオリン・ソナタ第5番「春」と第7番、後半に第9番「クロイツェル」が組まれた。
  諏訪内晶子の使用楽器は、1714年製ストラディヴァリウス「ドルフィン」。昨日の演奏では、この名器がすばらしい音色を響かせ、ホールの隅々まで濃厚で情熱的で雄弁な音が響き渡った。
  とりわけ「クロイツェル」が印象的。諏訪内は終始、自由闊達に自己の音楽を奏でていく。一方、アンゲリッシュは以前から真の名手だと思っているが、諏訪内の美音にピタリと寄り添い、かなり音を抑制してヴァイオリンを引き立て、自己を主張するよりも伴奏者に徹していた。
  ベートーヴェン・イヤーには、これからもっともっと多くのベートーヴェンが登場してくるだろう。
  諏訪内&アンゲリッシュのお互いの呼吸を呑み込んだデュオは、その先駆けとして、ベートーヴェンの作品の偉大さを知らしめた。やはり「クロイツェル」はすごい作品である。ベートーヴェンのさまざまな感情が投影され、それを描き出すふたりの熱き演奏に作品の内奥に引き込まれた。
  今日の写真は、音楽祭のプログラムの表紙。

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posted by 伊熊よし子 at 23:38 | クラシックを愛す
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